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みかんを高頻度に摂取している人では、糖尿病、高血圧、心臓病、痛風の有病率が有意に低い。 |
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お酒をよく飲む人や糖尿病の人では、肝機能が低下するが、血中β-クリプトキサンチン濃度が高い人(みかんをたくさん食べている人)は正常者と変わらず、肝臓保護効果が期待できる。 |
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血中β−クリプトキサンチン濃度が高い人(みかんをたくさん食べている人)は、動脈硬化、インスリン抵抗性(注)及び喫煙者でのメタボリックシンドロームのリスクが半分以下であった。また、閉経後の女性で血中β−クリプトキサンチン濃度が高い人は、骨密度が高かった。 (注)インスリン抵抗性とはインスリンの働きが悪くなる状態をいい、糖尿病や動脈硬化の危険因子となる。 |
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β−クリプトキサンチンとイノシトールを強化したみかんジュースを用いたヒト試験で、ウイルス性肝がんの発生を顕著に抑制した。 |
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くだものの摂取は骨密度(骨代謝)に良い影響を与え、また、β−クリプトキサンチンやくだものの摂取量が多い女性ではうつの傾向が低く、認知機能が高い。 |