くだもの辞典
清見
来歴

農林水産省果樹試験場興津支場(現果樹研究所カンキツ研究興津拠点)において、1949年に宮川早生にトロビタオレンジを交雑した実生の中から胚分離培養により4個体の雑種を得ました。この中の1個体を選抜して優良と認められたものを1979年(昭和54年)にタンゴール農林1号として命名登録し、発表されました。うんしゅうみかんとスイートオレンジの我が国で最初の雑種で、両親のよい特性をもっていることで注目されています。

「清見」の名称は、育成地の興津支場から一望できる景勝の地、清見潟に由来しています。

主産地 日本の主産県

全国の生産量は、1万6千トン(2012年)です。

旬の時期

2月から出回り、3〜4月が出荷最盛期です。
5月で出荷はほぼ終了となります。

おいしい果実の選び方

おいしい清見は、果皮に張りとツヤがあり、持ったときに重みを感じるもの。またヘタの部分が枯れていないものを選びましょう。また、果皮がフカフカだったり、キメが粗いもの、形がいびつなものは味が落ちていることがあるので避けたほうが無難です。

食べ方のポイント

ヘタからむけば、比較的むきやすいのですが、
むきにくい場合は、果実の上部を少し平らに切り落とし、
すいかのように縦方向に6〜8等分に切り分けます。

貯蔵方法

貯蔵性が高いので、温度が高くならず、
風通しの良いところに置くと良いでしょう。

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